平成29年 「あえのこと」

「あえのこと」は、稲作を守る田の神様に祈り、感謝する奥能登の代表的な民俗行事であります。

まるで神様がいるかのように家の中に案内し、おもてなしをすること。

今年も石川県能登町の農家さんで執り行われました。

まず、田んぼで神様をお迎えし、家に招きいれます。

 

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家の当主が正装し、神様を玄関から、まずはお風呂に案内します。

当主の紋付き袴姿が、場を凛とさせて厳粛な神事なことをヒシヒシと感じる次第であります。

その後、囲炉裏のある座敷に神様を案内をします。

 

昔ながらの家で、囲炉裏には赤々と炭の火が、

やはり、冬の「あえのこと」に囲炉裏があるところが一番ですね。

今日は、あられ交じりの天候の中だったので、ほのかな暖かいところは神様をもてなすにはぴったりかもしれません。

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座布団が2つあるのは、夫婦神だからです。

今年の収穫の報告と五穀豊穣と家内安全を祈願します。

その後、奥座敷に案内し、当主がご膳のある場所に案内し、料理でもなします。

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お米もさるところですが、山の幸、海の幸でもてなします。

それにも朱色のきれいなご膳でした。

「あえのこと」は国の重要無形民俗文化財で、

平成23年には、ユネスコの世界農業遺産にも認定で、高く評価されたものです。

「あえの米」の看板を持っている当社は、こういった文化を継承し、

伝統を伝える使命を感じる次第であります。